CNCや3Dプリンタのモーター、、、
CNCのモーターは、普通のモーター(サーボモーター)などと異なり、ステッピングモーターと呼ばれる特殊な構造を持ったモーターになっています。
普通のモーターと何が異なるのか?、、、ということなのですが、
ステッピングモーターは、回転量を自在に制御できるというの特徴です。それなら普通のモーターでもできるでしょっ、、と思うかもしれませんが、ステッピングモーターは、 時計の秒針のように一定角度ずつ正確に制御できるんです。また、この一定角度の正確な動きを正確な速さでコントロールすることができますので、 高精度な位置決めが可能となります。停止精度は、一般的なものでわずか±0.05°くらいです。
ステッピングモーターはCNCのような産業機械の他、ロボットやカメラレンズのオートフォーカスなど高精度な位置決めが必要なあらゆる製品で使用されています。
近年は価格も安くなり、CNC用や3Dプリンタ・レザープリンタ用であれば数千円も出せばまずまずの精度のものを購入することができます。
ステッピングモーターの制御はパルス信号により行われますが、パソコンから直接制御することはできず、モータードライバと呼ばれる専用のICチップが必要となります。このモータードライバにモータードライブを監視する装置を積んだものがコントール基盤と呼ばれステッピングモーターを動かすためには必須の部品になります。