Fusion360の始め方、その1(ハードウェア編)

3DCADのFusion360を始めるには、パソコンのスペックとかどうすんの?というのをたまに聞かれますが、、パソコンについてはワークステーションと呼ばれるハイパワーでバカ高いパソコンはいりません。
しかしながら、3Dデータを扱うわけですからある程度のパワーは必要になりますので、、MacBook Proくらいでぎりぎりかな~といったところです。Windowsであれば第6世代のCORE i5 以上のCPUを積んだものといった感じです。メモリは最低8G(できれば16G以上)が必要です。
グラフィックボードは無くてもなんとかなりますが、、、あったほうがもちろん快適に動作しますのでデスクトップ機をお薦めします。
グラボは、NVIDIAのGeForce1660 以上を積むとかなり快適に動きますので、AppleパソコンよりWindowsパソコンの方がかなり安くおさまります。

業務用の3DCADは、CADメーカー側が推奨グラフィックボードにNVIDIAのQuadroというバカ高いグラボを推奨していますが(というかQuadroでしか動作保証していません)、、Fusion360に限ってはバカ高い Quadro より コスパ抜群の GeForce のほうが快適に動作します。
なぜかというと、、Fusion360の3Dライブラリには、MAC版はOpenGLですがWindows版はなんとDirectX(ゲームコンテンツによく使われるライブラリ)が使われているからです。
業務用CADの3Dライブラリには、ほとんどすべてのCADソフトがOpenGLを使っていますが、Fusion360のWindows版のみ DirectX が使われているんです。
NVIDIAのQuadroは、OpenGLを速く動かすことに特化したグラボですので通常のCADソフトではGeForceより早く動きます。しかしFusion360のWindows版では DirectX を速く動かすことに特化したNAIDIAのGeForceのほうが Quadro より速く動くんです。

なんか難しい話になっちゃいましたが、、、 Fusion360は、バカ高いWindowsワークステーションや超バカ高いMAC PROではなく、ゲームパソコンでぐりぐり動くんです、笑。
自分で組み立てたら15万円くらいでFusion360用モンスターマシンが組み上がっちゃうんです。

3DCAD&CAM

Posted by oihata